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読書記録です。 書評というには大雑把、本人ですら読み返してどんな本だったか思い出せないかもしれないような、そんな記録(笑)

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ニライカナイの語り部(鯨 統一郎)

中央公論新社


語り部シリーズの二作目。
まあ、読んでなくてもいけますよ、多分。

今回、自動筆記状態少なかった気がするなぁ。これが売りとは違うのかしら。普通の探偵っぽい思考回路になってる。
まあ、いいけど。


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湘南ランナーズ・ハイ(倉阪 鬼一郎)

出版芸術社 2007年

完走を目指す主婦・綱島幸子、そんな母と併走する海人、沿道から応援する夫・大造と娘のなぎさ。4人は一丸となって「湘南国際マラソン」に挑む。一家が大会を通じて知り合った参加者・染川夏乃。彼女の父・義介もまた、「湘南ランナーズ・ハイ」のメンバーとしてレースに参加していた—。家族の絆、ランナー同士の友情、自己との戦い…そして突然訪れる驚愕と感動。“怪奇小説家=倉阪鬼一郎”のイメージを鮮やかに覆す、衝撃のマラソン・ミステリー。


確かに、倉阪さんとは思われぬ爽やかさだった(笑)
二つの家族の背景に横たわるものについては、割と早い段階で簡単に見破れるし、期待を裏切らずそのままなんだけど、それはそれで悪くないかな。
ただ、ミステリーといわれてもなぁ、という感じはしなくもない。

ほのぼのとしてちょっと哀しい、そんな作品。

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女たちの内戦(桂 望実)

朝日新聞社 2007年

結婚相手を探して合コンにあけくれる真樹29歳、家庭に安住しながらやりたい仕事を模索する佳乃34歳、望んだわけでもなくバリバリのキャリアの道を歩むめぐみ39歳、離婚後自分の店を持ち岐路に立たされる治子45歳。4人の女たちの内なる戦いを描く連作短編集。


内戦と書いてセルフウォーズ。自分との戦い。
なんとなく理解できるのと同時に嫌悪する、女の本章というか性質みたいなものが書かれていて、身につまされるやら苦笑するやら。
幸せそうな周囲の女よりも自分のほうが優位であると思い込みたい真樹。私が独りなのに、あんな女に彼氏がいるのはおかしい、みたいな。多少なら自信にもなるだろうけれど、行き過ぎるとね。合コンで出会う男はハズレばかり。確かに、確認もせずに喫煙する男なんかは願い下げだけれども、年齢を重ねると理想が高くなるというか、見る目が厳しくなるというか。
かつては同じ空気をまとっていたはずの周りが精力的に活動していると、自分も何かしなくてはならない気分になって、何がしたいわけでもないけど足掻いてしまう佳乃。これは逆に、自分の環境に自信が持てないパターン。
望んでないはずなのにとんとん拍子に昇進していってしまうめぐみは30歳の彼氏持ち。結婚を切り出されて気づく。独り身が楽なのだと。独りが楽になっちゃうと、時々彼氏、くらいで良くなったりするんだよな、なんて。
治子は自分を守るのに精一杯。それで離婚してしまい、子どもとも疎遠になってしまったけれど、守っていた店の経営状態が危うくて。でも、知人への借金の申し込みも出来ない。プライドがあるから。まあ、だれかれかまわず金を借りるのはどうかと思うけどね。個人的にはラストが一番好きかな。

足ツボマッサージのお店がどれもかかわってくるんだけど、ココの店主舞子さんがいま一歩掴めないまま。あまり人間味を出しても主役を食うんだろうけど、最後にこの人が主役の話を入れてもいいかも。

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人形の部屋(門井 慶喜)

東京創元社 ミステリ・フロンティア 2007年

八駒家に持ち込まれたプラスチックの箱の中身は、舞台装置と少女の人形。しかし少女の左足のつま先は粉々になっていた…。きっかけは小さな謎でも、それは八駒家の食卓の上で壮大なペダントリに発展する。父娘の謎解き連作集。


いろいろ疑問が残ったまま(なぜ父親は仕事を辞めたのか等)ではあるが、作品自体はまあまあ面白かったかと。
薀蓄好きな父親が持ち込まれた謎を娘と解いていく。と書くとちょっと違うのか。娘との交流が謎によってもたらされているわけだけれど。

微妙に不器用で、だけども温かい家庭の感じがいい。思春期の娘と父親はなにかしらギクシャクするものだろうな、みたいな。

謎に関しても、なかなか面白い。

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ストーミー・ブルー(鯨 洋一郎)

スコラ 1996年

美貌の人妻に鏡の中の悪魔がささやく。警視庁嘱託精神科医・霧替浩一郎の推理が冴える、多重人格殺人事件。現役の精神科医が挑んだ、本格派サイコ・ミステリー。


文体が、私のだいっ嫌いな「〜だ・〜た」連続仕様で、その時点で引く。嫌いなんだよ。この書き方。
台詞も言い回しが非現実的というか、古臭い。
嗚咽とかいちいち表現しなくていい。
というわけで、文体から好みじゃなかったんだけど。

話のほうもなんだかなぁ、でした。

こういう症例があるんだよ、とか、別に恥ずかしいことでも悪いことでもないから病院に行ってみよう、とか、そういう意味合いを強くしたいのなら話の筋としてこれはないんじゃないかな、とも思うし、結局のところ、精神科医の活躍は中途半端な感じもするし、なんともなあ。

とはいえ、二時間ミステリだと思って読めばありだと思う。


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