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死神の精度(伊坂幸太郎)

文藝春秋 2005年

クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。
CDショップに異常に入りびたる。苗字に町や市の名前が使われている。受け答えが微妙にずれている。素手で人に触ろうとしない。いつも雨にたたられている。
そんな人が近くにいたら死神かもしれません。

クレーム係の彼女は執拗な男からの電話に悩まされている。クレームは次第におかしな要求になっていって「死神の精度」
任侠道を地で行く藤田はどうしても落とし前をつけたい男がいた。弟分の阿久津はそれを止めたい「死神と藤田」
吹雪の山荘で人が次々と死んでいく。いったい犯人は誰なのか「吹雪に死神」
勧誘電話がストーカー行為になっていくことに怯える女。彼女に恋する男は「恋愛で死神」
人殺しをした少年と旅をする死神。少年の過去にあったものは「旅路を死神」
美容院の老女は死神の正体を見破ったが驚かない。代わりに不思議な条件を出した「死神対老女」

久々の伊坂作品。今回はカカシとか出てこない(笑)
かわりに、主人公は死神。調査命令が出ると、相手と接触して「可」か「見送り」かを判定する。期限は一週間。でも、たいていの場合「可」をつける。なぜなら死神たちはあまり仕事熱心じゃないのだ(笑)

面白かった。
個人的には「吹雪に死神」の犯人と、「死神対老女」の理由。
死神が主人公だから当然人は死ぬんだけど、日常ミステリに似たほのぼの感がある。
主人公のボケっぷりがいいのかもしれない。

…そういえば、あれかな、落書きとかしちゃってた青年。実は彼とかいうオチだったりするのかな…。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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