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読書記録です。 書評というには大雑把、本人ですら読み返してどんな本だったか思い出せないかもしれないような、そんな記録(笑)

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きつねのはなし(森見 登美彦)

新潮社 2006年

細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男。闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。私が差し出したものは、そして失ったものは何だったのか−。『小説新潮』掲載の表題作ほか、妖しくも美しい奇譚全4篇を収録する。


リンクしているのか、或いはパラレルなのか、掴めない感じのこういう構成は好きだ。
「四畳半〜」も似たような構成だったね、そういえば。
同じ店、同じ品、同じ人間が、少しずつその存在を変えて出てくる。
そして、根底に漂う、生ぬるい夜の闇。
ホラーというほど禍々しくもなく、怪談というほどおどろおどろしくもない、しかしどこかまとわりついてくるような、そんな不気味さ。不気味という言葉も似つかわしくないか、不思議さ、かな。

きっちりとオチたりもしない、その終わり方がまた、冷め切らぬまま迎えてしまう熱帯夜の夜明けに似てる気がする。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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