DARJEELING
読書記録です。 書評というには大雑把、本人ですら読み返してどんな本だったか思い出せないかもしれないような、そんな記録(笑)

プロフィール

あーるぐれい

Author:あーるぐれい
本サイト内のコンテンツです。
(サイト名はこの度あえて伏せております、こちらからお越しの際にはご注意ください)

別に非公開じゃないのですが(笑)



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



FC2カウンター



FC2ブログランキング

FC2ブログランキング



某所自分(笑)



@games

暇つぶしにはなるか・・・な。



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ



泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部(酒見 賢一)

文藝春秋 2007年

奇怪な衣装、得意技は放火…。虚人か、巨人か? 新たな軍神・諸葛孔明像を描く酒見版「三国志」。第2部では、孔明出廬後から長坂坡の戦いまでを描く。ついに孔明は劉備軍団へ!

あまりの馬鹿馬鹿しさと、鋭いツッコミに、顔が笑ってしまうのを押さえられない作品の第二巻。
人前で読むもんじゃない(笑)

孔明の得体の知れなさ、劉備の愛されるお馬鹿っぷり、劉備軍団のしょうもなさ、巻き込まれちゃった人間の清々しいカナシサ(笑)
笑いどころ満載でありながら、三國志関連書籍へのツッコミも忘れない、とんでもなくボリュームのある一冊。

三国無双好きなら是非。
あの世界観と非常にかぶるアホアホしい(誉め言葉)キャラたちの物語をご笑覧あれ、って感じ。
…あれよりも濃いか…(笑)

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


2007.07読了本

H19.7.3 終焉の詩 フェンネル大陸偽王伝 高里 椎奈
H19.7.5 芥子の花 金春屋ゴメス 西條 奈加
H19.7.8 浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話 鯨 統一郎
H19.7.10 ST 為朝伝説殺人ファイル 今野 敏
H19.7.11 太陽の塔 森見 登美彦
H19.7.12 事故係生稲昇太の多感 首藤 瓜於
H19.7.20 稀覯人の不思議 二階堂 黎人
H19.7.23 山猫 神永 学
H19.7.25 失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿 篠田 真由美
H19.7.26 夏の魔法 北國 浩二
H19.7.31 泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部 酒見 賢一

テーマ:雑記 - ジャンル:本・雑誌


夏の魔法(北國 浩二)

東京創元社 ミステリ・フロンティア 2006年
 
さよなら、残酷な世界。わたしの人生は、もうすぐ終焉を迎える―二十二歳の老婆は、少女の頃の輝かしい思い出に満ちた南の島で、人生最後の夏を静かに過ごすはずだった。しかし彼女はそこで、逞しく聡明な青年に成長したかつての初恋の相手と再会する。劇的な容姿の変化のため、中学時代に恋した相手が目の前にいることに気づかない彼の隣には、美貌の女性が明るい笑顔を浮かべて立っていた―「魔法」は、彼女たちに何をもたらしたのか?緑濃い真夏の島でゆっくりと進行する、哀しい願いの物語。

幸せでいて欲しい。幸せになって欲しい。
そう思わずにはいられない作品。
レーベルがミステリ・フロンティアだから、どこかにミステリが盛り込まれるであろうことは予測していたが、このまま終盤までいって欲しいと思った。

…だから、あのミステリトリックへの展開がどうにもいただけない。

切なさももどかしさもぶち壊しに思える。
いや、その妬心はありだと思うし、それが憎悪に変わるのもありだと思う。
でも、それはないんじゃないの?って感じ。
やたらに説明書きが長いけれど、トリックの苦心はこちらに伝わってこない。状況説明から脳裏に浮かんでくるものが見えてこないのね。
その辺も台無し感がある。

そこから更にラストにかけての動きも中途半端。
悪くはないけど良くもない。
個人的にこのラストは好みじゃない。

前半と後半で評価が綺麗に分かれた作品。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田 真由美)

講談社 講談社ノベルス 2004年

インターネットの海にひそかに書き込まれた犯行宣言。あでやかに桜咲く2001年4月、巨大都市東京を爆弾魔が跳梁する。転々する犯行現場を繋ぐミッシング・リンクはなにか。怒りと悲しみに突き動かされて漂泊する犯人を、桜井京介は捉えることが出来るのか。失われゆく古き東京への挽歌とともに、建築探偵第二部完結。

このシリーズ、どこまで読んだかさっぱり分からないので抜けがあるかもしれないけど、まあいいや、問題ないや、と読んでみる。タイの話は覚えてるから、大丈夫かな…。

神代さんが主役?(笑)
京介も、蒼も、深春も、前半は別の場所で別の事件に巻き込まれ中。
どっちかというと、爆弾犯チームがメイン。

東京の地名と場所がはっきり分からないのでなんともいえないけれど、今回はなかなかスケールがでかい。

ところで、これで二部完結、って言うその理由がわからない。
最後のあれが一つのきっかけ、ってことですかね?

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


山猫(神永 学)

文芸社 2006年

出版社社長が殺された。容疑者は山猫と呼ばれる窃盗犯。決して人を殺めないはずの山猫が何故?被害者の元部下でフリーライターの勝村は事件の真相を追う。同じ頃、勝村の大学時代の先輩で刑事のさくらも事件に違和感を覚え、独自に捜査を開始するが…。金を盗むと同時に、社会に潜む悪をも暴く現代の怪盗・山猫の活躍を描く、神永学畢生のピカレスク・ミステリー誕生。

ストーリーとしては読みやすいと思う。
内容も面白いし。
山猫の正体(?)は割と早い段階で分かるんで、後で明かされて、ああ、やっぱりね、って感じなんだけど、あれは特に問題のない感じだし、飄々としていながら軽快な山猫の動きは見ていて気持ちいい。

ただ、章ごとに語られる文章が時折気になるかな。視点としては、勝村視点とさくら視点で綴られるんだけど、「勝村は」って感じで書かれている部分もあれば「僕は」ってな箇所もあって。
じゃあ、「僕は」っていうのが感情表現の部分だけかというと、そういうわけでもない。その辺りが今一歩しっくりこないというか。
…まあ、自分も良くやらかすんだけど(苦笑)


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


稀覯人の不思議(二階堂 黎人)

光文社 カッパ・ノベルス 2005年

手塚治虫愛好会の会長が自宅の離れで殺され、貴重な手塚マンガの古書が盗まれた。しかも犯人は密室状態の部屋から消え失せてしまった!犯人は愛好会のメンバーなのか?大学生、水乃サトルが持ち前の頭脳と知識と軽薄さを駆使し、高価なマンガ古書を巡る欲望と、マニア心が渦巻く事件の謎を解く。

時代は一体いつなんだろう、と思いながら読み進めてました(笑)
1980年代半ばなんですね。

密室トリック自体はそんなに目新しくないです。
水乃サトルに関しては、「〜マジック」しか読んだことないので、あまりはっきり覚えてないんだけど、こんなにミョーな人だったかしら(笑)
手塚治虫作品もある程度分かるし、古書に関する気持ちも分からなくもないので、どちらの意味でも面白く読めました。

ちょっと登場人物が多すぎて、どれが誰だか把握し切れませんでしたけども。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


事故係生稲昇太の多感(首藤瓜於)

講談社 2002年

巡査だった父親の仕事ぶりを見て警察官になった生稲昇太。22歳。独身。愛宕南警察署交通課巡査。事故処理のプロを目指して、まずは交通整理から。『小説現代』連載。江戸川乱歩賞受賞第1作。

「脳男」のような底知れなさなどのない、ある意味普通の一警察官の物語。
何か一つの事件を追うでなく、幾つかの事故でいろんな失敗をし、いろんな経験をしていく。
そういう意味では、青春ものに似てなくもない(笑)

割合面白い。
ただ、幾つか疑問が残ったままで、結局マドンナはどういう心情なのか、とか、見目のキャラクターとか、途中で気になった女の子は単なる脇役なだけか、とか。

ラストもいまいち。
唐突に終わる。しかも、そこで終わりかよ、みたいな唐突さで終わる。
もう少し前か、もう少し後まで話を続けるか、いまいちきりが良くない。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


太陽の塔(森見 登美彦)

新潮社 2003年

何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描く。膨らみきった妄想が京都の街を飛び跳ねる! 第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

この著者の作品は「四畳半神話大系」しか読んでないが、匂いが似てる。
舞台がおなじ京都だからだろうか、主人公や周囲の人間がなんとも独特のキャラクターであるところだろうか。
面白い、と人に勧めるには、多少悩みそうな気はするが、遅効性の毒みたいにじわりじわりと蝕まれそうな面白さがある。
私はそこそこ好きかな。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


ST 為朝伝説殺人ファイル(今野 敏)

講談社 講談社ノベルス 2006年

伊豆大島、奄美大島のダイビング事故と為朝伝説を結びつけたTVワイドショーのキャスターたち。異能者ぞろいの警視庁科学特捜班は、初めて地方へ飛び、伝説と殺人事件に取り組むが…。STの意外な弱点を克服して犯人と対決!

なんとなく、連続怪死事件の真相はそんなところだろうな、とは思ってた。
これで薀蓄語りだしたらSTというよりもQEDになってしまう(笑)

相変わらず、読めないSTメンバーに振り回される百合根だが、それなりに理解してきたようである。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話(鯨 統一郎)

光文社 カッパ・ノベルス 2007年

浦島太郎、カチカチ山、舌切り雀…すべての事件の真相は、昔話にあった?! 難解な殺人事件をめぐり、日本のお伽話になぞらえて鮮やかな推理を展開するバーの常連客の東子さん。昔話のあっと驚く新解釈とは。バーミステリー。

シリーズものなので、前作等を読んでいたほうが人物の把握はしやすいが、これだけ読んでもまったく問題ない。
舞台はバー。登場人物はたったの4人。うち3人が、過去にはまったいろんなものを挙げ連ね(歌手だとか、ドラマだとか、お笑い芸人だとか、が各章ごとにこれでもかというほど列挙されるが往年のものなので、お若い人には分かるまい。かく言う私もだが)、その流れで、主人公であるところの探偵が請け負っている事件の話になる。ならされる。て言うかばらされる。
それを紅一点、まだ年若い東子さんが聞き、お伽噺に絡めて解決していく、という趣向。

これもまた、鯨作品らしい一冊。オススメしやすい方の(笑)
お伽噺の新解釈も面白く、また、それがミステリに絡む辺りが、この人らしさといえるだろう。
桃太郎や浦島太郎、瘤取りじいさん等の昔話を、昔話の印象で残しておきたい方にはオススメしないが、そうでない方には。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


芥子の花 金春屋ゴメス(西條奈加)

新潮社 2006年

外に出回った阿片の産地として槍玉に挙げられた江戸国。「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守は、異人たちの住む村に目をつけるが…。辰次郎、時代劇オタクの松吉らに、新メンバーも登場する異色時代小説第2弾。

「金春屋ゴメス」の続編。
近未来の日本には江戸国という独立した土地があって、江戸さながらの生活をしている。
その設定だけでも心惹かれる(笑)
話も面白い。
時代劇風味なんだけど、時々現代日本が紛れ込む。ただ、もう少し混ざった方が面白いのかも。
これくらいがちょうどいいのかもしれないけど。

なんだか、スケールが大きくなってきて、今後江戸国の存亡の危機に陥りそう。
確実に続編があると思われる。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


終焉の詩 フェンネル大陸偽王伝(高里椎奈)

講談社 講談社ノベルス 2007年

強国シスタスがソルド王国を再び侵略。最悪の報せが偽王フェンベルクにもたらされた。戦いと恐怖の連鎖を断ち切るため、彼女はシスタス皇王がいる地へ。だが、敵の中枢部で見たのは思いもよらぬ人物で…。シリーズ完結編。

完結編なので、これで終わりなんだと思ったら、なんか、続きそうな。
とはいえ、一応「偽王伝」としての一連の流れは終息です。
飛び飛びに読んでいるせいで、誰が誰だったのかやはり上手いこと思い出せないけれど、まあ、いいか(笑)
とはいえ、最終巻なので、いろんな人物が登場します。

王の意義、戦争の意味、立つべき場所、進むべき姿勢。
そんなものに正解はないのだとしても、同じ方向を見ていくことができるなら。
世界に蔓延るものもまた、吹き飛ばせるのではないでしょうか。

新展開の続編もまた、悩んだり迷ったりしそうな登場人物を楽しみにしてましょう。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌