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読書記録です。 書評というには大雑把、本人ですら読み返してどんな本だったか思い出せないかもしれないような、そんな記録(笑)

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くちなわひめ 佐馬之助無頼流始末(宝珠 なつめ)

学習研究社 2003年

忌まれた村からの逃亡者は、妖神への生け贄だった。江戸の闇に巣喰う魔怪に、酒浸りの浪人・佐馬之助の無頼の剣が挑む! 表題作「くちなわひめ」ほか、「鉤爪小町」「うつせみ」を収録。新・伝奇時代小説。


時代物。
「おもひでや」のシリーズを読んだことがあったので借りてみたのだけれど、どうやらこっちがデビュー作のようですな。
怪異が多少加わっているものの、そちらがメインというようには見えない。人間の持つ闇や何かに焦点が当たっていると思えばいいかな。
主人公と脇役のキャラクターは悪くない。

ところで、「とんでもございません」「滅相もございません」という言い回しが気になったんですが…。

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平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった(福井 晴敏)

講談社 2007年

サラリーマン西谷久太郎を突如襲った大地震。震源は東京湾北部、マグニチュード7.3。高層ビルのエレベーターからようやく脱出した西谷が目にしたものは…。リアルなデータと情報を満載した実用的シミュレーション小説。


「ニシタニ」さんだけども、同行してくる青年甲斐節男には「サイヤク」さん、と呼ばれる。なぜなら甲斐もまた「カイセツ」だからだ。安易だけどぴったりなネーミング(笑)

タイトルどおり、関東地方を大地震が襲うわけです。新宿都庁にいた西谷は墨田区の自宅を目指す。家族とそして新築の家がそこにあるから。
交通網は分断され、地図と土地勘を頼りに歩いて家を目指す。途中にはモクミツ(木造住宅密集地?)地域があり、火災が起きていたり、瓦礫に人が埋まっていたり。

シミュレーションなので、章の合間合間に解説が入りますが(というか、章の中にも甲斐節男の解説が入っているw)、いろいろと考えさせられますね。


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姥捨てバス(原 宏一)

ベネッセコーポレーション 1998年

おれと相棒の二人は、「白バス」を転がし無免許で観光ビジネスをやっている。アジアの好景気の煽りを受け、アジア各国から日本へ訪れる観光客相手に大繁盛していたものの、バブル崩壊とともにビジネスは天国から地獄へ急降下、今や毎月の家賃の心配もしなくてはならない。お年寄りを対象にしたオリジナルの新企画を考えて、建て直しを図ろうとするも、なすことすべてトラブルばかり。そんなドン底の毎日を送っていたおれ達のもとに一本の電話が…それは、神の恵みか、悪魔の罠か…物語は予想外の展開に。平成版「楢山節考」ともいうべき現代の高齢化ニッポンを風刺する面白快作。


ええ?そんなオチ!?
うわあ、なんていうか…な展開は予想外。
面白いとは思います。発想も、テンポも悪くない。
主人公の煮え切らなさやら、相棒の傍若無人っぷりは色々差し引いても腹立たしいんだけど。

ま、読後感はよくないかな。

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煌浪の岸(蜂谷 涼)

読売新聞社 1998年

大正期に隆盛をきわめた港町・小樽。女が女であった時代、男が男であった街。格式高い料亭に繰りひろげられる人間模様。


大正時代、小樽の格式高い料亭を巡る人間模様。
大正っぽさは良く分からなかったが、それよりも、方言やらなにやらの方が良く分からなくて困った。
おそらく、ジョンバはスコップみたいなヤツだろうな、とか、ゴメは鳥らしいとか、べこはベコなんだろうな、とか、雨ショボってなにさ、とか、もう勘ですよ、勘ww

一見すると、主人公が斜視だしとろいし、器量悪なのかなと思うのだけど、何気にそれなりの器量なんだろうか。どうにも想像できなくて困る。

あと、どうでもいいけど「とみがいてくれたなら」という文章を「と、磨いてくれたなら」という文章と読み間違えたww とみは人名。

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ねこのばば(畠中 恵)

新潮社 新潮文庫 2006年

あの若だんながグレちゃった? 身体が弱くて繊細で、正義感あふれる若だんなと、頼りになるけど、ちょっとトボけた妖怪たちが繰り広げる、愉快で不思議な人情推理帖。「しゃばけ」シリーズ第3弾。


実は「ねこのばば」だけ読めてなかったので、これだけ文庫版。
「茶巾たまご」「花かんざし」「ねこのばば」「産土」「たまやたまや」の5話収録。
若だんなは相変わらず大人しく安楽椅子探偵しておけばいいものを、安楽椅子のくせに出歩きたがるので手代たちに怒られたり心配かけたりなんだけど、それもまたほほえましい。
それにしても妖たちの方が可愛いので(見た目ではなく)、むしろ人間の方が薄ら寒い感じがある。

げに恐ろしきは人の妄念というやつですかね。

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