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読書記録です。 書評というには大雑把、本人ですら読み返してどんな本だったか思い出せないかもしれないような、そんな記録(笑)

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午前零時

新潮社 2007年

今夜、運命は変わる、変えられる――イタズラな世界の24時×13夜を描く異色アンソロジー。

長針と短針が交わる真夜中の1秒間、運命へのカウントダウンが始まった――鈴木光司、坂東眞砂子、朱川湊人、恩田陸、貫井徳郎、高野和明、岩井志麻子、近藤史恵、馳星周、浅暮三文、桜庭一樹、仁木英之、石田衣良――大注目の新鋭から超人気作家まで、13人の豪華執筆陣が描く、悲劇のようで奇跡のようなミッドナイト・ストーリー。

「ハンター」              鈴木光司
「冷たい手」             坂東真砂子
「夜、飛ぶもの」           朱川湊人
「卒業」               恩田陸
「分相応」              貫井徳郎 
「ゼロ」                高野和明
「死神に名を贈られる午前零時」岩井志麻子
「箱の部屋」            近藤史恵
「午前零時のサラ」         馳星周
「悪魔の背中」           浅暮三文
「1、2、3、悠久!」        桜庭一樹
「ラッキーストリング」        仁木英之
「真夜中の一秒後」        石田衣良



午前零時をテーマにしたアンソロジー。
その設定が申し訳程度に活用されているものもあるけれど、まあまあ読めた。
ただ、なんとも地味。どうにも、この作家陣のラインナップからするとイマイチ感が否めない出来ではある。

ショートショート程度の長さだからだろうか、波ができる前に終わってしまったり、さざなみ程度であったり、なんというかインパクトには欠ける気が。

やっぱり「午前零時」というのがおろそかな気がするんだよなあ。実のところ既に、タイトルを見ても内容が思い出せないものが多い。半分くらい?(笑)
個人的には近藤史恵と浅暮三文の作品がいいかな。

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オトナの片思い

角川春樹事務所 2007年

誰かに恋したら、次にどうすればよかったんだっけ…。今時の大人たちの、愛しくて、切なくて、すごく気になる片思いのカタチ。今をときめく男女11人の実力派作家たちが紡ぎ出す、珠玉の恋愛アンソロジー。

石田衣良「フィンガーボウル」
栗田有起「リリー」
伊藤たかみ「からし」
山田あかね「やさしい背中」
三崎亜記「Enak!」
大島真寿美「小さな誇り」
大崎知仁「ゆっくりさよなら」
橋本紡「鋳物の鍋」
井上荒野「他人の島」
佐藤正午「真心」
角田光代「わか葉の恋」



もともとが料理系の雑誌に掲載されていた?みたいなので、どれも食に関する描写が美味しそう。そして、どれも短いので読みやすい。その分、消化不良みたいなところもなくもないけど、テーマが「片思い」であることを考えればこういうものだろう。両想いになってしまってはつまらないというか。

既知の作家さんが多く、しかも大半好みの人だったので(栗田さんやら大島さんやら)借りてみたけど、どの作品も美味しく読めた。片思いだけど、オトナなので、甘酸っぱい、という青臭さは感じない。切ないな、とか、やるせないな、というものもあるけれど、上手く折り合いをつけているというか。
大人になるって多分そういうことが上手になるんだろうなぁ。

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Sweet Blue Age

角川書店 2006年

あわいあわい初恋、究極の遠距離恋愛、あてのない夜の彷徨、もてあます自由とほどけない心、性のかなしみ…。甘く憂鬱な「あのころ」をテーマに贈る、いま、最も鮮烈な7人の書き手による青春文学ベスト・トラック集。

有川浩    『クジラの彼』究極の遠距離恋愛って? 
角田光代   『あの八月の』夜の大学に忍び込む
坂木司    『ホテルジューシー』もてあます自由とほどけない心 
桜庭一樹   『辻斬りのように』5月のある朝、彼女の中で蠢きだしたものは
日向蓬    『涙の匂い』あわいあわい初恋の日々
三羽省吾   『ニート・ニート・ニート』出口のみえない日々のはてに   
森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』底無しの酒量とちいさな勇気を抱いて 

できたてのセカイと、憂鬱なわたしたちの物語。   
   
いま、最も鮮烈な7人の書き手がおくる青春文学ベスト・トラック
集 

アンソロジー。すでに読んだことがあるものもあれば、別作品とリンクしていた話がここにあるのかと発見した作品もあり。
甘いんだかブルーなんだか、といった感じという意味ではタイトルに沿ってるのか。
切ないとか、やるせないわぁ、って気持ちにはなっても、悪い気分にはならないと思う。おそらく。


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不思議の足跡(日本推理作家協会)

光文社 カッパ・ノベルス 2007年

小説短編集は売れないと言われる。複数作家によるアンソロジーとなると、さらに敬遠されがちになるのが実情だ。かく言う筆者も、どうせ読むならドシンと重たい長編を、と思ってしまう。が、ご存じだろうか?世に傑作と謳われる映画の多くは、短編小説を原作としている事実を。発想と構成という点において、作り手が投入するエネルギーは長編も短編も変わらないのだということを。本書に収録された玉編の中に、十年後の伝説が潜んでいる可能性は十分にある。決めるのは時間、確かめるのはあなただ。

伊坂幸太郎 「吹雪に死神」
石持浅海  「酬い」
恩田 陸  「あなたの善良なる教え子より」
鯨 統一郎 「ナスカの地上絵の不思議」
桜庭一樹  「暴君」
柴田よしき 「隠されていたもの」
朱川湊人  「東京しあわせクラブ」
高橋克彦  「とまどい」
畠中 恵  「八百万」
平山夢明  「オペラントの肖像」
松尾由美  「ロボットと俳句の問題」
道尾秀介  「箱詰めの文字」
宮部みゆき 「チヨ子」
山田正紀  「悪魔の辞典」
米澤穂信  「Do you love me?」


読んだことのあるものが3編。(伊坂、平山、松尾) ドラマ化されて知っていたものが1編(柴田)
とはいえ、割と好きな作家揃いで楽しめた。
あえてジャンル分けをせず「不思議」というくくりで揃えてみたとあって、ミステリや奇譚、ファンタジー?SF?等々。←?付なのはちょっと自信がないから(笑)

個人的には短編集を読むのは好きだ。アンソロジーなど、「文学の宝石箱や〜☆」(ベタww)と言ってみたくもなるというもの。
…確かに買ってはいないんだが。

どれが好きかと言われると悩みそうだけど、とりあえず粒揃いでどれも大体楽しめる。オススメ。


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小説こちら葛飾区亀有公園前派出所

集英社 2007年

今や国民的な漫画となって久しい「こち亀」と、日本推理作家協会を代表する7人の作家の小説世界が融合。前代未聞、空前絶後のコラボレーション短編を7本収録。『週刊プレイボーイ』連載を加筆、修正し単行本化。


秋本 治原作
大沢 在昌・石田 衣良著・今野 敏・柴田 よしき・京極 夏彦・逢坂 剛・東野 圭吾・日本推理作家協会監修

見知った名前がずらずらとあるのにけして推理小説ではなくて、こち亀トリビュートアンソロジー(笑)
こち亀の最低限(つまり、両津勘吉という破天荒な警官が巻き起こすありえない派出所ストーリー…って端折りすぎか)のところを知っておけば読めるので、おそらくたいていの人間が読めるのじゃないかと思う。あとは、各作家の作品キャラが出てくるのでそれも分かっていればなおいい。
分からなくても問題ないけど。

肩の力を抜いて読める。
ただ、「こち亀キャラってこんなキャラだっけー…?」と思わなくもない箇所もちらほら見えるのだが、そこはそれ、目をつぶるべきだろう。豪華執筆陣の同人誌みたいなもんなんじゃないかと思うので。←説明になってない(笑)
自キャラとの絡め方はたいていどの作家も上手いと思うので、やっぱり各作品知ってる方が楽しいのかもしれない。

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